家づくりの特徴

暖かく自然素材が心地よい家
コストバランスも重視

雅建築企画・代表の野上雅史

みなさんはじめまして。雅建築企画・代表の野上雅史です。弊社の家づくりに興味をもっていただき、ありがとうございます。雅建築企画の家づくりについて、ご紹介させていただきます。

■高断熱住宅
■自然素材
■コストバランス

冬は最低気温-10℃以下
高断熱は旭川圏の必須条件

私が家づくりの仕事を始めてから20年が経ちましたが、その間に住宅の断熱施工技術は大きく進歩・発展しました。北海道は特に、全国的にみても住宅の高断熱・高気密化が進んでいます。

東川町M邸。厳冬を快適に過ごすには断熱や設計の工夫が必要です

旭川圏は、冬の平均気温が-4℃、最低気温が-10℃以下という、1日を通して氷点下が続く気候の厳しい地域です。この地で家づくりをする私にとって「暖かく省エネルギーな家づくり」は、今も変わらないテーマです。

写真は2023年に行われた新住協旭川地区大会の様子。参加工務店の取組みが発表されました

新住協(一般社団法人 新木造住宅技術研究協議会)に加盟しているのもそのためです。2025年に義務化される「省エネルギー基準」に比べ、年間の冷暖房費が半分に抑えられる「Q1.0住宅」のつくり方を始め、ここで高断熱住宅の最新技術を学び、自社の施工にも採り入れています。

住宅を建てるとき、人はデザインや材料にこだわりますが、できた住宅に住みはじめると、「温かさ、涼しさ、快適さ」に一番価値を見いだし、その性能に驚き、感動します。新住協の掲げる「誰もが良質な住宅を求められる社会を目指して」というスローガンに、私も深く共感し、仕事の上でも実践しています。

雅建築企画が建てる家は現在、標準で

断熱等性能等級で 等級6
UA値0.46W/㎡・K と同等)
となっています。

塗壁や無垢床など自然素材を採用
心地良さは健康住宅への近道

いっぽうで、私が20代だった頃に問題になったのが「シックハウス症候群」。塗料や接着剤、壁紙や畳などに含まれる化学物資によって、せっかく新築したマイホームで頭痛やめまい、吐き気、神経症などに苦しめられるという、不幸な状態がありました。

私は無垢の床板や塗壁など、自然素材を多く使うようにしています。無垢床は安心だし、はだしの足裏に触れる感触が柔らかく心地良いものです。徐々に色づく経年変化も楽しめます。

珪藻土の塗壁はシックハウスの原因となるホルムアルデヒドなどの化学物質を吸着し、湿度調節もしてくれます。左官で仕上げた風合いも味があっていいものです。

このように私にとって自然素材は、いずれも心地良さと快適性を生み、長く愛される住まいづくりに欠かせないものになっています。

コストバランスの良い家づくりが
満足度の高さにつながります

東川町W邸。外壁は道産トドマツの板張り仕上げ

私は「コストバランスの良い家づくり」を大切にしています。

高断熱住宅が普及した今、「家が暖かい」のは当たり前の時代です。雅建築企画は、一定基準以上の高断熱施工をしていますが、さらなる高性能を求めると、相応の費用がかかります。

同様に、無垢材や塗壁などの自然素材を使ったり、キッチンや浴室などの設備を選ぶ際にも、高品質になればなるほど高くなり、費用に反映されていきます。

家族が集まる1階は内装に無垢床や塗壁を採用
個室がメインの2階はフローリングやクロスを使いコストを抑えました

こだわりや心地よさの価値観は、ご家族によって違ってきます。そうした違いが個性として現れてくるのが注文住宅の面白さでもあります。

お客さまには自分が良いと思うものを選び取っていただきたい。住むのはお客様ご自身です。コストダウンを図りながらも、希望を反映した良い家をつくりたい。

お客さまとじっくり相談しながら、何を優先させるかを見極め、コストバランスのよい住まいを一緒に考えます。

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